作品で新しいことを始める時は
好奇心とナーバスな感情がごちゃまぜになる
わたしは支持体や描き方を変えるので「様式」というものを持っていない
以前はそれを持っていないとダメなように思えて
焦って探せば探すほどそこからどんどん遠ざかっていき
次第に気持ちも萎えていった
では「様式を持たない」のは幸か不幸か
わたしは今では「持っていない」ことが良かったと思っている
例え持ったとしてもそれを壊せる勇気の方を持っていたい
おそらくこれがわたしに合っているやり方なんだと思う
どんなものができるかわからない好奇心と不安は
いつだってわたしの原動力になっている