見上げた空から
通りの街路樹に視線を移すと
いつの間にか赤や黄色に染まった葉に
時の流れを感じます。
ピアニストの上柿絵梨子さんは
atelier galleryに来てくださったことがきっかけで、
彼女の演奏を聴かせてもらえるようになりました。
そして今年の夏、一枚の素敵なアルバムを制作しました。
彼女は繰り返す毎日を愛おしみ
日々の中に散りばめられた幸せを丁寧にすくいあげて音にかえてゆきます。
遠い記憶の中の誰かを思い出したり、時に思いを馳せたり
毎日が儚く大切な1日の積み重ねだということに胸がきゅっとなるような思い。
今年の夏に発売された上柿さんの「.i」は
彼女の生活の視点から生まれた優しい曲の数々で構成されており
細かな粒子となった音が、少し硬くなった気持ちを緩めてくれる
とても心地の良いアルバムです。
12月5日には全国流通も決まり、ライヴも行うそうです。
これから年末に向かって何かと多忙な季節になりますが
このアルバムを聴きながら、ひとり過ごす時間も贅沢で良いですね。
上柿さんの情報はInstagramで見ることができますのでぜひご覧ください。
musicacallada.i