野中さんとも長い付き合いになりました。18年くらいになるでしょうか。
友人として、私はまだ彼の良き理解者だと言い切るわけにはゆきませんが、
それでも今回、本職である洋服のデザイナーという仕事以外に、
用途を持たないコラージュ作品をつくった彼の真意を、
勝手な解釈ですが、自身の歩みと重ね合わせて理解できるのです。
私が彼のつくるものに惹かれたのは、
彼の作品を観ていると、とても自由な気持ちになれたからです。
胸高鳴る要素の数々が彼の作品の中には存在していて、
それを観るたびに自分の中にあるルーツのようなものを確認できました。
つくることで自分を確認し、存在する意味を確かめたくなる。
彼が作品をつくる真意を私はそのように捉えています。
気難しいわたしが、このような友人を持てることの幸せを、
今改めて味わい返しています。
「野中厚志展」皆様にも是非ご覧いただきたい展です。
日時などの詳細につきましてはspecial sourceのサイト内、atelier galleryをご覧ください。
http://specialsource.jp/ateliergallery/
どうぞ宜しくお願い致します。