「時禱」 制作日記

2019年10月16日

 

 

 

 

9月25日

 

錆キャンバスに描く意味をもっと考えてみては?

 

というアドバイスを受けて、とても納得。

 

改めて考えてみる。

 

錆によってすでに描かれた模様と色はとても綺麗で

 

そこに手を加えることがためらわれる。

 

 

 

 

9月26日

 

どうやったら錆を生かせるのだろう。

 

絵の具をのせるのがもったいないような

 

でもやってみたいような。

 

思い通りになってくれない錆に苦戦の毎日。

 

コントロールできないことは重々承知しているのだけれど・・・

 

なんとかしようとする自分との闘いでもある。

 

結局自然と時の作り出す形には敵わない。

 

謙虚に

 

謙虚に

 

わたしが出来ることはほんの少し。

 

 

 

 

9月27日

 

こちらでの生活の方が長くなったのに

 

沖縄の信仰が今でも身体に染み込んでいることに今更ながら驚くことがある。

 

生活の中に祈りがあった。

 

そして思い出されるのは

 

台所に祀られた「火の神」に手を合わせる母の手

 

山の稜線がいくつも走ったような手。

 

素朴であたたかな祈りを懐かしく思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

山びこ展 - 山声のむこう-

2019年9月17日

 

 

 

 

一度だけ下山途中に「ヤッホーーー」と叫んだことがあります。

 

ありきたりと言うなかれ

 

雄大な景色は時に人をロマンチックにして羞恥心を鈍らせてしまうのです。

 

こだまは返ってはきませんでしたが、気持ち良かった。

 

 

 

 

こだまといえば「山びこ」。

 

そうです、大ちゃんの山びこ展がもうすぐ始まります。

 

 

 

 

まあるくて、大きな背中を丸めながら楽しそうに彫っていた山びこたちが

 

京都に初お目見えします。

 

小さな神様から、大きな神様まで

 

眺めていると心もまあるくなりますよ。

 

山声のむこうから聞こえてくるのはきっと楽しい笑い声なんでしょうね。

 

 

 

 

中村大介 山びこ展 -山声のむこう-

 

 

minä perhonen galleria

 

京都市下京区河原町通り四条下ル市之町 251-2 寿ビルデイング3F

 

075- 353 - 2217

 

月〜金 11:00-19:00 

 

土・日・祝祭日 10:00-18:00

 

9月20日(金)〜10月2日(水)

 

*9月26日(木)は休廊

 

作家在廊日 9月20日(金)

 

 

 

 

ぜひご高覧くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時禱-じとう-

2019年8月29日

 

 

 

 

絶え間なく流れ続ける日常の時間を断ち切って

 

心の奥に降りて行く祈りの時。

 

日常の中に訪れる非日常。

 

人の力の及び難いものの存在を感じ、畏れ、生かされていることへの感謝。

 

私たちの中に今でも「祈り」という原始的な行為が残るのは

 

忘れてはいけない大切なことを心に留めておくためなのかもしれません。

 

この数ヶ月「時禱」という言葉の意味を考えながら

 

わたしもひとりの修道僧になったような気持ちで絵と向き合っています。

 

 

 

 

11月の展示会のタイトルです。

 

只今制作中。

 

いつもの如く四苦八苦中でございますが

 

それでも得ることの方が遥かに多い毎日です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

morison kobayashi「自然礼賛」展

2019年7月18日


 

 

 

 

金属だと知りつつも

 

命を吹き込まれた植物たちを目の前にすると、いつも感嘆してしまいます。

 

 

 

 

完成した作品は静かな佇まいで

 

耳を澄ませば、山に生きる植物たちの命の音が

 

微かに聞こえてくるようです。

 

 

 

 

たくさんの愛情を受けて、生き生きと育った植物たちを

 

皆様にも是非ご覧いただきたく思います。

 

 

 

 

会期

 

7月27日(土)

7月28日(日)

7月29日(月)

 

 

8月1日(木)

8月2日(金)

8月3日(土)

8月4日(日)

 

 

8月8日(木)

8月9日(金)

8月10日(土)

8月11日(日)

 

 

open12:00〜18:00

 

 

会場

 

special source atelier gallery

 

高津区久地4-11-46

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎮魂

2019年6月24日

 

 

 

 

 

6月23日

 

鎮魂の祈りに包まれる「慰霊の日」。

 

遠く離れた沖縄の尊い御霊に祈りを捧げます。

 

「尊重」と「感謝」の積み重ねが

 

世の中を平和へと導いてくれるのだと思いながらも

 

つい忘れてしまう自分の危うさと愚かさ。

 

そんな自分への戒めも込めて

 

この大切な日を思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目的の場所

2019年5月13日

 

 

 

 

 

 

お久しぶりです。

 

 

 

 

 

6年前の作品と対面。

 

今よりももっと手探りの日々でした。

 

あのときの熱い気持ちが

 

なつかしい昔のように思い出されます。

 

若かったなあ・・・なんて思います 笑

 

 

 

 

 

森を彷徨っているような感覚は今でも変わりませんが

 

あの頃と今と

 

何か変わったのだろうか

 

何が変わったのだろう

 

そんなことを考えながら眺めていたら

 

これから向かおうとしていた場所に

 

過ぎ去った日のわたしはすでに行っていたのではないかと、そんな気がして

 

さまざまな思いや言葉が、胸を去来するのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




展示会のお知らせ

2019年3月25日

 

 

 

 

 

サクラサク

 

長い冬を過ごしてきた受験生にとっては区切りとなる春です。

 

わたしも遥か昔に経験した受験ですが

 

不安を抱えながらも目標に向かってこつこつと重ねていく日々は

 

今も、あの頃も、変わっていないような気がします。

 

 

 

 

 

だいぶ先のお知らせになりますが

 

目黒区八雲にございます「八雲茶寮」さまのサロンにて

 

2019年11月に展示をさせていただくこととなりました。

 

ご存知の方も多いと思いますが

 

2015年に小林が展示をさせていただいた場所です。

 

 

 

 

 

搬入時にわたしも同行したのですが

 

大きな暖簾のかかった門が、別世界への入り口のように感じられ

 

ドキドキとしながらくぐったことを覚えています。

 

「美しい」という言葉がまさにぴったりのお店。

 

そのような場所にまさかご縁をいただけるとは

 

夢にも思っておりませんでした。

 

今でもどこか狐につままれたような、そんな気持ちです。

 

分不相応な気もしますが

 

このような機会をいただけたことをとても光栄に思います。

 

 

 

 

 

受験の時とは違って、たくさんの答えが存在するアートの世界です。

 

なので合格というものはありませんが

 

心の中で「サクラサク」と思えるような

 

そんな展示会ができるようにしよう

 

咲き始めた桜を眺めながら、再び受験生のような気持ちになるのでした。

 

 

 

 

 

今年は、7月に小林、10月に中村も展示会の予定です。

 

こちらもどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

atelier gallery

2019年3月8日


 

 

 

 

 

紅白の愛らしい梅の花が早春の景色に色を添えています。

 

長い冬が過ぎたあとに目にする花の色は、気持ちも明るくなりますね。

 

ピンク色に染まった雲までかわいらしく感じます。

 

 

 

 

 

2ケ月間お休みしていましたatelier galleryですが

 

今月は下記の日程でオープンします。

 

3月9日(土)〜11日(月)

 

 

 

 

 

春の変わりやすいお天気が気になりますが

 

のんびりと久地までお出かけくださいね。

 

皆様のお越しを心よりお待ち致しております。

 

 

 

 

 




寒中お見舞い申し上げます

2019年1月18日


かさなり合う翼:木版画






松の内も過ぎお正月気分もすっかり抜けて普段の生活がもどってまいりました。


まだ今月はじめのことなのに、お正月を言い訳にして連日晩酌していたことが


ずっと前のことのように感じられます。





いやいや呑んだくれてばかりではいけないと気を引き締め


今年の目標とする「漢字一字」を決めました。


意志薄弱なわたしが大海でゆらゆらと流されて迷ってしまわないように


選んだ一字がこの一年を照らしてくれる灯台となってくれることを願って。





さあ、選んだ一字を軸にして


開かれた真っ白な頁に何を描いてゆこうか。


心膨むようです。





そういえば、年の瀬に清水寺で書かれる漢字。


今年は何が選ばれるのでしょうね。


皆が笑顔になれる一字がいいですね。


まずは、わたし自身が日々を大切に笑顔で過ごしてゆこう。





最後になりましたが、本年もどうぞ宜しくお願い致します。


皆さまにとりましても幸多き年でありますようお祈り申し上げます。






 

 

 

 

年末のあれこれ

2018年12月30日


作品名:青い花 -風の中の物語-







毎年投げやり気味だった家の大掃除。


見る度に放り捨てたくなる紙の山やレシートの束。


今年こそは、と意を決して数日前から禁断の場所に踏み入り


掃除機と雑巾を手に大立ち回りをいたしました。







我が家の猫二頭も、家主が何やらやる気になっている気配を感じ取ったらしく


処分しようと出しておいた賞味期限切れの調味料を


「どれどれ」と嗅ぎに来たり


「もしもし、あの棚の上にぜひとも登りたいのですが


大きくデンと居座った籠をどかしてもらえませんかね。」


というような内容のことをミャーミャーと騒ぎ立て


余計な仕事を増やしてくれたり


何やら気持ちだけは大掃除に参加している様子でした。







何も年末に慌てて掃除を終わらせようとしなくても、とも思うのですが


たどってゆくと信仰につながっているような気がして


この不合理な風習に従ってみたい超日本人的な思考。


風習というものの正体が霧の中にいて、はっきりと見えないのもまた良いな


などとぶつぶつ考えながら、今年はしっかり大掃除を終えましたよ。


やはり気持ちが良いものですね。







2018年はわたしにとって思いの外、心に残る一年となりました。


本当にたくさんの方々にお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。







中でも心に残るのは、soraさんでの展示。


「寂寥の月」のような絵が描けたよろこびを語る言葉なし、という気持ちです。


展示会の最終日に見上げた満月を、わたしはずっと忘れないでしょう。


来年も我が道を一歩ずつ歩もうと思います。









明日はいよいよ大晦日。


恒例の紅白を観ながら、2018年にお別れです。


皆さまもどうぞお身体を大切に佳いお年を迎えられますよう


心よりお祈り致します。







ありがとうございました!







 

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