信じるもの

2017年7月29日

 

 

 

 

先日終了しましたmorison kobayashi「自然礼賛」展。

 

ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございます。

 

 

 

 

わたしは3点の絵画で参加致しました。

 

初めて大型サイズの画面に描くということになり

 

飲み込まれそうな大きさと迫力に少々ひるんでしまいまして

 

何かと理由をつけては逃げ回り、なかなか画面と向き合う心の準備ができなかったのですが

 

とうとうお尻に火がついたところで、ようやくハートにも火をつけて描き上げました。

 

 

 

 

 

 

大型の絵は、絵の具の使用量も普段描いているサイズの絵とは比べものにならないくらい多く、

 

大きなハケでもって全身を使って描く作業は、ちょっとした肉体労働でした。

 

 

 

 

突如、雨雲のように胸の内にもくもくと湧き上がる不安。

 

それを打ち消すには頭の中にあるイメージのみが信じるべき唯一の星で

 

迷った時には、その星を見失わないように進んでゆきました。

 

 

 

 

当然のことですが、描き進めながらこの一筆を入れるべきか否か、

 

ドキドキの判断を下すのも自分です。

 

時に疑いながらも、それまでに経験してきたたくさんの選択。

 

結局は自分をいちばんの味方にするしかないのだと、つくづく思いました。

 

 

 

 

 

最近は絵を描くたびに、ようやく自分の中にある何かが姿を現わしつつあるような

 

形になろうとしているような感覚があります。

 

今回は自分に足りないところや改善すべき悪い癖も痛感し、

 

とても良い経験をさせてもらいました。

 

 

 

 

さて、次は9月に鎌倉、由比ヶ浜にありますギャラリー「招山」さんで、

 

小林、中村、高里の3人展です。

 

 

日程などは改めてspecial sourceのatelier galleryページにて告知致します。

 

こちらの展もどうぞ宜しくお願いします。