日々の雑記 -絵について思うこと-

2022年5月17日

 

 

 

 

自分の表現と主題を探すことは

 

わたしにとっては簡単なことじゃなくて

 

なかなか見つからなくて

 

探すしかないから

 

おのずと表現方法はコロコロと変化していった。

 

 

 

それがいいのか悪いのかわからなかったけれど

 

これだと思ってやってみても何か腑に落ちない。

 

心が違和感を感じる。

 

そんなことの繰り返しだった。

 

 

 

単にわがままなだけなのかもしれない、そう思ったりもした。

 

 

 

「ブレない軸」という言葉が

 

すべてにおいての「正解」のように使われて

 

それを良しとされる風潮の中で

 

わたしのような迷子は常に落ちこぼれ。

 

 

 

理解者のいない真っ暗闇をじゅうぶんに味わったから

 

以前よりも絵を描くことを大切にできるようになった。

 

暗闇にいたおかげで時流にも乗らずにすんだし

 

たくさんのことも得た。

 

 

 

この先の絵画に希望があるのかどうかはわからないけれど

 

わたしが存在できるのは絵画があるから。

 

 

 

わたしの絵はまだ自分を救う為のものでしかない。

 

いつか似たような傷を持つ誰かに

 

そっと寄り添えるような絵が描きたい。

 

その時までこの旅を続けようと思う。